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2021年01月

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浅田次郎の作品は一場面、一つの台詞が強く心に残ることがある。覚えるつもりもなかったのに暗唱できたりする。

姑が言う皮肉の場面もその一つだった。(作中を読むべし)

作中に出てくる主人公の父親は”経済界とほとんど無縁な清廉な地方政治家”だ。一瞬そんな政治家がいるのか?と突っ込みたくなったが一人思い出した。公務員出身の政治家だ。

この父親は本筋とは無関係だった。

読み進めて行くと不自然さがなくすいすい読める。ショートショートみたいな物語のオチは予想できなかったが爽やかなものだった。

薔薇盗人の中でベストワン。まだ全部読んでいませんが

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空っぽのエレベータに転落して無残な死を遂げた片桐という男。しかも天皇と称される会長の逆鱗を買い課長にすらなれなかった男。彼の人生を同期の出世街道を歩む役員の男二人が語り合う。あげく片桐の妻は拝領妻だと分かってくる。

この時点で救いがない。いつスカッとさせてくれるのだ。ウンザリして読むのを止めた。

パラパラと読み飛ばすと意外なオチが用意されているようだったが、あいにく左遷された側の人間なので読む気にならなかった。

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サインをもらったハードカバー薔薇盗人から【死に銭】を読む。

私は別に死ぬのは怖くない。眠ってしまって2度と起きないだけだと思っている。
生きながら火葬場で焼かれるのだけは最大の恐怖だが。

結末はドンでん返しはドンでン返しでも・・・

ちょっと待って下さいよ。主人公の高齢の会社役員が40前の秘書と結ばれる夢を見るなんて・・・
夢だけでも突っ込んだのに。

結末は本当に結ばれたんかい! んなアホな


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