アーカイブ

2019年08月

カテゴリ:
 京アニ放火殺人事件の全犠牲者の身元が27日、明らかになった。
 
 事件をきっかけにアニメーターに光が当たったのは皮肉な話である。
 
 これまでアニメ作品は監督に光が当たることはあっても、アニメーターに光が当たることはなかった。
 
 そればかりか「ケンカを売られた気になる!」とアニメーターを叱責するシーンを放映するドキュメンタリーもあって、やり切れない気持ちになっていた。彼らの低賃金、長時間労働は有名な話だったからだ。
 
 アニメーターの画力がなければ作品は輝きを失うばかりか成立しないのである。

 漫画の世界もそうだ。著名なマンガ家の作品を読んでいると、デビュー時代から歴然と画力がアップしている作家がいる。

 日本一の報酬を払っていると豪語する人もいれば、会社組織にして退職金を積み上げている人もいる。作品のクレジットにアシスタントの名前を掲げている人もいる。

 さいとうたかをさんの情熱大陸では、アシスタントにも光を当てた内容になっており面白かった。
 
 同じく秋本治さんの情熱大陸ではクリスマスプレゼントだったかな?渡すシーンが映っていた。
 
 かわぐちかいじさんの画集では、自慢のアシスタントとして紹介されていた。

 一方、アシスタントは一番忙しい時期を狙って辞めていくと嘆く人もいる。見事な背景が描かれているのに、アシさんに指示を出す写真にはアシさんの背中しか写っていないこともあった。
 
 あ、アシさんと書いてしまった。文字通り手足なのでアシさんとも言うらしい。彼らは画力はあってもコンテの構成力はないのかもしれない。だからと言って・・・
 
 この言葉は嫌いだが、なんだかなぁ。
  

カテゴリ:
 常磐道であおり運転をした末に激怒し暴行していた容疑者が逮捕された。

 徐々に実像が明らかになってきた。利益250万の会社経営者、高級車、ブランドもの時計や財布・・自分の乗っているポルシェが抜かれると頭にくると話していた。

 成果主義の高給会社を退職、塾講師、不動産業、同乗し匿っていた女のぼさぼさの髪・・辿ってきた経歴を見ると屈折した心模様が見えてくる。

 いっ時(とき)入ってきたお金でセレブごっこをしていたのか。

 セレブになりたくてなり得なかった男が高速道路でムシャクシャして八つ当たりを繰り返していたようだ。八つ当たりをしても根本の不満が解消されていないのだから、満たされるはずもなく。

 秋葉原事件の加藤と変わらない。優等生からの挫折という点では共通項があるな。


カテゴリ:
東京のとしまえんのプールで遊具の下に8歳の女児が入り込み、出てこれなくなって溺れ死にました。

親や監視員たちは、すぐに発見できなかったという。

私なら、事故の可能性を予見できていた。

私も子供の頃、琵琶湖の遊泳場で桟橋の中に入り込み、出てこれなくなって溺れそうになったことがあったのです。あの時のパニックは今でも、明確に覚えてます。

私の子供が小学生の頃、10年以上前はあんな遊具はありませんでした。

なんとも無力感に見舞われました。 合掌

補足)音で気をつけているという設置事業者の意見がありましたが、相当不十分ではないでしょうか?

音を立てずに遊具の下に入り込み、ライフジャケットの浮力で出てこれなくなるのですから。




カテゴリ:
 10日に茨城県常磐自動車道上で起きたあおり運転の末、運転手に暴行を加えてきたトラブルが車載カメラで撮影され、話題となっている。

 救いは容疑者のパンチが手打ちで大して効いていないことである。どうやら打撃系の経験者ではないようだ。ご丁寧にも容疑者と同乗の女性がガラケーで撮影している。自慢の動画にしてアップするつもりだったのだろう。
 
 被害者も警戒せずに窓を開けたところを見ると、なんでそんなに怒っているのか分からなかったのだろう。
 しかし容疑者の興奮、怒りは凄まじいものだった。

 
容疑者の白い車は立派なものだ。誇りだったのではないか。と思っていたら、後に試乗車であることが判明した。単に車を持っているからって偉くなった気になれるご仁が世の中に多くいるらしい。
 束の間の優越的な時間を過ごして偉くなったと勘違い。

 劣等感の持ち主は、簡単に優越感の持ち主になる。

 気が大きくなり各地で煽り運転をしていたようだ。偉い俺様の
走行を妨げられた。俺様をバカにするのか!自分の全てを否定されたような怒り・・
 
 恥ずかしながら私は公衆の面前で凄まじい怒りを爆発させたことが20年以上前にある。本当の怒りの原因は他にあった。他に怒りをぶつけられないので、ぶつけられる対象に爆発したのが真実だった。
 当然、
その時は八つ当たりしている意識なんてない。

 このような八つ当たり激怒者を見つけたら、哀れな奴だと思って逃げることだ。

 



このページのトップヘ

見出し画像
×